アウトモビリ・ランボルギーニ、ESTOQUE(エストーケ)を展示
ランボルギーニ、歴史に革命を起こす4 ドア&4 シーター車を、パリ・モーターショーで発表

2008年10月1日

2008 年10 月1 日、 イタリア サンタアガタ・ボロネーゼ発:
アウトモビリ・ランボルギーニは、同社の歴史に新たな1 ページを加える4 ドア&4 シーターのコンセプトカーを発表する場所として、パリ・モーターショーを選びました。この「ランボルギーニ・エストーケ」は、既存の2 つのラインナップ(ガヤルドおよびムルシエラゴ)に加えられる第3 のラインナップとなる可能性もあります。

ランボルギーニ・エストーケ:イタリアのスーパー・スポーツセダン
これは他に類を見ない、まさにランボルギーニ車。信念をかたくなに貫き通す4 ドアのスポーツカーです。ランボルギーニ・エストーケ・コンセプトは、ランボルギーニ車の定義ともいえる究極な、妥協なきイタリア車ならではの特徴をすべて備えています。4 シーターと十分なラゲッジスペースを備えたエストーケは、このブランドのDNAに、まったく新しい使い勝手をもたらします。多様性に富む現代人のライフスタイルに完璧にマッチした、「日常で使えるスポーツカー」と言えるでしょう。

エストーケはスタディモデルであり、2008 年のパリ・モーターショーのために開発された車です。この車は、一目見るだけでランボルギーニ車であることがわかります。ユニークで見間違うことのない、圧倒的な存在感を持っています。長いホイールベース、低いプロフィール、幅広いトレッド、力強いアクセントを備えたホイール、クリーンな表面、カミソリで切ったようなするどいシルエットなど、1 つ1 つラインがランボルギーニというブランドの息吹を放っています。

新しい、ユニーク、エレガンス
エストーケは、サンタアガタのデザイン理念をまったく新しく解釈して見せた車で、将来の明快な形を提示したコンセプトモデルです。これは、斬新でエレガントなラインに溢れる自信にも見て取れますが、車両の基本コンセプトそのものにも言えることです。エストーケは、アウトモビリ・ランボルギーニの歴史における、初めてのセダンです(セダンという車は、何よりもドアの数で定義されるものです)。しかし、エストーケを単に「スポーツセダン」に分類するのは、不十分だと言えるでしょう。エストーケは、「スーパー・スポーツセダン」という新しいカテゴリーを作り上げる車なのです。パワフルなフロント・ミッドエンジン、フルタイム4WD、精密にチューンされた洗練のシャシーなど、エストーケはユニークなテクノロジー・パッケージを誇っています。

成功の約束
ランボルギーニ・エストーケはパリ・モーターショーにおいて、ガヤルドおよびムルシエラゴという2 種類のスーパー・スポーツカーにより素晴らしい成功を収めている、ランボルギーニならではの革新性、創造力、華やかなデザインを表現しています。コンセプトカーであるランボルギーニ・エストーケは、第3 のモデルシリーズに対する1 つの可能性を提示して見せます。ただし現段階においては、第3 のモデルシリーズがエストーケになるのか、正式には決定していません。

真のランボルギーニ車であるエストーケは、スペインにおける闘牛の豊かな伝統から、そのパワフルな名前を取っていることは言うまでもないでしょう。エストーケとは、マタドールが使う、約90 センチの剣の名称です。

コンセプト
エストーケは、純粋なスポーツカーでありながら、リラックスしたグランツーリスモというランボルギーニのコンセプトを具現化したものです。4 枚のドア、4 つの独立したシートを備えたセダンであるエストーケは、多様なライフスタイルに合った、多目的な車なのです。

リラックスしたグランツーリスモ
ランボルギーニ・エストーケは、ビジネス・ミーティング、観劇、ゴルフ、子供を連れた週末の旅行など、どこへ出かけるにも完璧なパートナーとなる車です。一日の終わりに、ランボルギーニならではの運転の楽しみを家族全員で共有できる車は、他にありません。そしてラゲッジルームには、週末を過ごすための荷物やゴルフバッグを入れる余裕すら存在するのです。

全高がわずか1.35m と極端に低いプロフィールにもかかわらず、ランボルギーニ・エストーケは驚くほどスペース感に満ち溢れています。その秘密は極めて長いホイールベースにあり、リヤ寄りに搭載されるフロント・ミッドエンジンの存在にもかかわらず、リラックスしたスポーティな着座位置を可能にしています。また乗降も、大きく広く開くドアによって快適です。

挑戦:サラブレッド・スポーツカー
ランボルギーニ・エストーケは同時に、洗練されたパワー、極めてシャープなハンドリング、太いエンジンサウンドを備えたサラブレッド・スポーツカーです。ワインディングロードでの挑戦的な走り、何キロも続くハイウェイを走るリラックスしたドライブ。ランボルギーニ・エストーケは、あらゆる走行状況において、最高のコントロール性を発揮します。エストーケが備えた使い勝手の良さは、ランボルギーニが擁するスーパー・スポーツカー・ラインナップに対する理想的な補完要素となっています。

デザイン
ランボルギーニ車のデザインは、ユニークで他と間違いようのない芸術として、誰もがただちに認識できなければなりません。エストーケは、その意味でも成功していると言えるでしょう。

ランボルギーニ・エストーケのプロポーションは、非常に魅力的です。エレガントな全長、低いプロフィール、印象的な幅といったスポーツカーの特性を組み合わせて、これほどの説得力を持つ車は他には存在しないでしょう。新色をまとったこのコンセプトカーを数字で表現すると、全長5.15m、全幅1.99m、全高はわずか1.35m です。エレガントな車両アーキテクチャー実現に際して重要な意味を持つホイールベースは、余裕の3.01m です。

エストーケは、イタリア車そのものです。フラットなボンネット、長いホイールベース、狭いウィンドウ開口部、逆向きにすっぱりと切り取られたリヤなどにより、純粋な「走るイタリア」が表現されています。

ユニークで現代的な解釈が行われているものの、そのすべてはイタリア製の大型クラシックセダンが備えていたデザイン言語を踏襲しており、その結果として純粋なランボルギーニ車となっているのです。

明らかにスポーツカー
エストーケのフロントエンドは、スポーツカーであることをはっきりと宣言しています。流れるようなVシェイプ、前面に押し出された大きな2 つのエアインテーク、その間に挟まれる小型のフロントスポイラーなどを見れば、これがランボルギーニのスーパー・スポーツカーの血統を受け継いでいることはあきらかです。このフロントエンド・デザインにより、エストーケは確固とした低いスタンスを備えるようになり、空力面の効率も高まっています。大型のエアインテークは高性能車に欠かせない冷却エアを効率的に導き、スポイラーは高速走行時の空力バランスを向上させるための専用デザインとなっています。

まさにスポーツカーらしいこのアーキテクチャーは、フロント・ミッドエンジンの位置をリヤ寄りに配置することでのみ可能になるものです。エストーケは、極めて低いボンネットにもかかわらず、安全基準と歩行者保護基準をすべてクリアしていることは言うまでもありません。

緊張感に溢れる筋肉質なボディ
エストーケのボンネットは、圧倒的なパワーの源がどこにあるのか、はっきりとわかるようなデザインです。搭載されるエンジンの位置は、2 つの大型エアアウトレットが作り出す境界線と、中央部パワーエリアの強調によってはっきりと分かります。また、左右のフェンダー部分にも、フロントホイール・アーチの後ろにエアアウトレットが設置されています。

ボンネットを中心に配置されたこれらの要素は、ホイールから上のエリア全体を強調し、エストーケのフロントエンドを緊張感に溢れた筋肉のように包み込みます。ランボルギーニ車の標準となるフルタイム4WD は、5 本のダブルスポーク・デザインを備えた新しい22 インチ・ホイールを介して、パワーを路面に伝えます。ここでも「形態は機能に従う」というランボルギーニのデザイン哲学が遵守されています。高性能なドライブラインを通過する冷却エアは、内部にこもることなくただちに車外に排出されなければならないのです。

サイドシルエットの強烈な緊張感
ランボルギーニ・エストーケのプロポーションは、印象的な外見を作り出します。車両の側面を巧みにセクション分けしたことで、ボディシェルは強い緊張感を持つようになりました。ボンネットのフラット面の下には、パワフルなショルダーライン、リヤに向けて若干せり上がってゆくサイドライン、そして同様に印象的なシルラインが設定され、エンジンに始まり23 インチのリヤホイールに至るパワーの流れを強調して見せます。この筋肉質なプロフィールは、逆向きに切り取られたリヤエンドで完結しています。それにより、エストーケのフォルムにはさらなる緊張感が生まれ、今にも飛びかからんばかりの蛇のような印象を与えます。これらのシャープなラインは、凸面と凹面の魅力的な相互関係を構成しています。エストーケは、際だったエレガンスにより、ランボルギーニのチェントロ・スティーレ(スタイル・センター)が使用するデザイン言語を明瞭に示している車なのです。

リヤのパワフルなエレガンス
フォルムの流れは、リヤの幅広く均等な広がりで締めくくられます。フラットなLED ライト・クラスターによって生まれた水平方向のライン、メッシュで覆われた大型のエアアウトレットは、リヤの幅をさらに強調して見せます。若干傾斜した、幅の狭い「フレーム」パネルはリヤ全体を取り囲み、パワフルなエレガンスにハイライトを当てる役割を持っています。

車両の両側に設置した六角形フューエルキャップなど、精密なディテールが、デザイン言語に深みをもたらしています。バイキセノンライトとLEDテクノロジーを採用したフロント・ヘッドランプは、レヴェントンおよびガヤルドLP 560-4 に搭載されたテーマ、すなわちY 字のデイタイム・ランニングライトを装備。フロントフェンダーには小さな緑、白、赤のイタリア国旗がデザインされ、この主張に溢れた車の出生、すなわちイタリアの血統を強調しています。

インテリア
非常に低いプロフィールを備えたランボルギーニ・エストーケですが、その室内は驚くほどの余裕に満ちています。縦方向に長い室内スペースにより、4 人がリラックスして座ることのできるポジションが可能となり、このスーパー・スポーツセダンで長距離クルージングに出る際にも最高の快適性を生み出しています。インテリアは、エクステリアのデザイン要素を反映しており、それはキャビンにも適用されています。ドアパネルの特徴的なライン、コックピットに採用された、流れるようなV 字のデザインは、フロントエンドやボンネットのそれを反映したものです。

豪華なインテリア
インテリアに採用される主な素材は、最高品質のナッパレザーです。独立した4 つのシートは、スポーツシートの形状を備えつつ、長距離走行にも疲れない快適性、パワー調整機構を備えています。

大画面ディスプレイを持ったコックピット
コックピットは、車両およびルート情報を表示する大画面LCD スクリーンを備えています。そのフォーマットは個人の好みで選ぶことができ、従来の円形メーター、革新的なデジタルディスプレイのどちらかを選択することが可能です。高級オーディオ、洗練のリヤシート・エンターテインメント・システムが、装備類を完璧なものにしています。

インテリアと同様、エストーケのラゲッジ・コンパートメントは驚くほどのスペースを備えています。リヤエンドのプロフィールは低くなっていますが、それでもゴルフバッグ数個程度の荷物は十分に収納することができます。

生産の可能性
純粋なコンセプトカーとして作り上げられたエストーケは、デザイン・スタディの段階にあり、ランボルギーニ・ブランドの革新力を示すものです。しかし、ボディシェル、ドライブラインなどに関する魅力的な選択肢を提供する、実現可能なコンセプトに基づいていることも事実です。

ランボルギーニが生産するスーパー・スポーツカーと同様、エストーケもミッドエンジン・レイアウトを採用しています。しかしエストーケの高性能なドライブラインは、ガヤルドやムルシエラゴ、あるいはレヴェントンといった車と異なり、リヤアクスルの前ではなくフロントアクスルの後ろに配置されています。ドライブラインを後ろに寄せた、フロント・ミッドエンジンというコンセプトは、バランスの取れた重量配分を実現し、重心位置も車両の垂直軸に近くなります。その配置は、ミッドエンジン独自の比類なき俊敏さと精密なハンドリングとなって結実します。

あらゆる状況下における余裕
現代のランボルギーニ車の例に漏れず、エストーケはフルタイム4WD を採用しています。エンジンのパワーは4 輪すべてに配分されるため、あらゆる走行状況で最高のトラクションを得ることができ、また極めてスポーティなドライビングや苛烈な天候下でも余裕の走行が可能なのです。
エストーケには、多様なドライブラインの搭載が考えられます。その頂点としては、ガヤルドLP 560-4に搭載されて定評を博した、強大なトルクと高回転を特徴とする10 気筒エンジンが挙げられるでしょう。また、そのV10 を元にした、ターボ付きの8 気筒エンジンも考えられます。ダイナミックでありながら経済性も強調したいなら、ハイブリッド・モジュール付きのV8、あるいはパフォーマンスの高いTDIという選択肢もあります。

チェントロ・スティーレ・ランボルギーニ
チェントロ・スティーレ・ランボルギーニは、その創造力とディテールへのこだわりをエストーケによって証明して見せました。2004 年に稼働を開始したこのデザインセンターは、ランボルギーニ・ブランドの文化と精神を、革新と新しいデザイン創出のために活用する、クリエーター、デザイナー、モデルメーカーたちが集うスタジオです。チェントロ・スティーレ・ランボルギーニは、イタリアの自動車デザインにおける最高の伝統となり、技術面でも最先端を走っています。

チェントロ・スティーレは2,900 uの敷地に立つ施設で、つながった2 つのフロアを占めています。余裕の広さを持つこのデザインスタジオには、フルサイズのサーフェイス・テーブルが2 台と、それに付属する工作機械、測定機器が備えられ、その奥にはクリエティブ・エキスパートたちのための最新コンピューター・ワークステーションとモデルメーカーたちの作業場があります。チェントロ・スティーレはまた、Ufficio Tecnico(テクニカルセンター)と密接に連携しています。ランボルギーニの開発部と直接つながっていることで、アイデアも迅速に具体化できるのです。ランボルギーニにとって、スピードとは、車の性能においても業務プロセスにおいてもキーワードなのです。たとえばレヴェントンの開発にかかった期間は1 年未満、これは新記録となりました。

社内の創造性、その具現化
紙もしくは三次元モデリングソフトを使って作成したファーストスケッチから1:10 もしくは1:4 のスケールモデル、さらにはフルサイズのモデルに至るまで、車両のデザインプロセスは小規模な、機動力に溢れたチームが担当しています。

ランボルギーニ・ブランドは、その創立以来、世界でもっとも高級な自動車という存在に、革新的なデザイントレンドを組み合わせ、絶対に他と見間違うことのないキャラクターを備えた車両を生産してきました。発表当時、ミウラやカウンタックといった名車は時代のはるか先を走っていましたが、時を超越したクラシックと目されるようになるまで時間はかかりませんでした。ランボルギーニ車はすべて、デビューと同時に伝説となり、垂涎のコレクターズ・アイテムとなるよう運命づけられているのです。

ランボルギーニは、現在生産されているムルシエラゴとガヤルドにより、革新的なデザイン言語とは何か、再び完璧に定義して見せました。エクステリアのプロポーションは、ドライブラインのパワーとダイナミックな特性を物語ります。切れのあるエッジ、精密なラインとクリーンな面は、まさにエッセンスにまで磨き込まれたデザインとなって結実しています。

あらゆる要素は、機能を念頭に精密なデザインを受けています。その良い例となるのが、ムルシエラゴ LP640 の可動式エアインテークと非対称シルでしょう。車両の左側のエアインテークは、オイルクーラーに新鮮な空気を導き冷却するために、右側よりもずっと大きな設計となっています。

クリアなライン、完璧なディテール
ランボルギーニらしさを物語るのは、見間違うことのないフォルム自体であり、装飾や飾りが入りこむ余地はいっさいありません。そして、猛牛のエンブレムを与えられた現行モデルも、ランボルギーニ・ブランドの伝統と、黄金時代といえる60 年代、70 年代イタリア車デザインの延長線上に、確固とした位置を占めています。当時のスポーツカーは、パーフェクトなプロポーションと、まったく飾りを必要としない客観的で機能的なエレガンスにより、高い評価を受けました。

純粋に練り込まれたラインには、サンタアガタ・ボロネーゼに籍を置くデザイナーたちの、ディテールに対する情熱が組み合わせられて製品となります。ムルシエラゴLP640 のリヤビューは、パワー感ばかりでなく、洗練されたリヤライト・クラスターの繊細な相互作用によっても、他の車と一線を画しています。

精度と性能がもたらす官能
ランボルギーニ車は、高性能なアスリートです。その官能性は、精度、性能、自発的なアクションから由来するものです。そのエレガンスは、極めて純粋なパワー感から生まれます。このランボルギーニDNA は、チェントロ・スティーレでこれから開発される未来の車に引き継がれてゆくでしょう。明快なデザイントレンドを作り上げてゆくべく運命づけられたランボルギーニの姿を物語るものとして、エスト
ーケはその完璧な例なのです。

歴史に名を残す全ランボルギーニ車が組み上げられた、歴史的な場所に立つこのデザインセンターにより、この猛牛ブランドが送り出すスーパー・スポーツカーは、これからも究極かつ官能的、挑戦的で間違いなくイタリアンな車であり続けることでしょう。