2007年フランクフルト・モーターショーで新型ランボルギーニ、レヴェントンを発表


最も究極
レヴェントンのエッセンス: 限定20 台のデザイン最高傑作


明らかにランボルギーニ、しかし何物にも似ていない。比類なきスーパーカーであるランボルギーニ・レヴェントンは究極のスペックを持ったロードゴーイングカーでありながら、同時に最高傑作の限定車でもあります。論理的なスタイル、エッジの効いたシャープなラインで構成されたボディは、最先端の航空学からインスピレーションを得ています。

限定20 台、価格100 万ユーロ(税抜き)のランボルギーニ・レヴェントンは、究極のランボルギーニのシンボルであり、比類なき最高の性能を提供しています。完全に独自のデザインを纏ったレヴェントンは、12 気筒ランボルギーニのテクニカルでダイナミックな要素をすべて持ち合わせています。
ランボルギーニは、妥協のない究極のスーパー・スポーツカーを製作する、並外れた自動車メーカーとしての誇りを持っています。ランボルギーニ・レヴェントンは、官能的で挑発的なランボルギーニの特徴と、アグレッシブで革新的なスタイルが見事に融合しています。「レヴェントンは、ランボルギーニ史上もっとも究極のクルマで、最高傑作です。ランボルギーニ・スタイル・センターのデザイナー陣は、ムルシエラゴLP640 の技術をベースにして、その遺伝子コードであるDNA を凝縮かつ強化しました」と、アウトモビリ・ランボルギーニS.p.A.社長兼CEO のステファン・ヴィンケルマンは述べています。

サンタアガタ・ボロネーゼ生まれ
ランボルギーニ・レヴェントンは、ランボルギーニ発祥の地であり、闘牛のシンボルが与えられた全スーパーカーの母国であるイタリアのサンタアガタ・ボロネーゼで、そのすべてが設計されました。ランボルギーニのチェントロ・スティーレ(スタイル・センター)で描かれたデザインは、ランボルギーニ研究開発部門と密接な協力の下、細かい修正を受けています。このようにして、レヴェントンは「オートクチュール」というだけでなく、日常生活での使い勝手を考慮に入れながら、傑出したダイナミズムを持ち合わせています。

ランボルギーニ・レヴェントンは、モーターショーのために開発された1 台限りのクルマではありません。合計で20 台のレヴェントンが製造され、コレクターはその名作を所有することができ、類い稀なドライビング・プレジャーを堪能することができるのです。
レヴェントンという名称は、ランボルギーニの伝統を受け継いでいます。レヴェントンは、ドン・ロドリゲス家が所有していた闘牛の名前です。レヴェントンは、もっとも有名な闘牛のリストに名を連ね、1943 年に名高き闘牛士フェリックス・グズマンと死闘を演じたことで知られています。

最速の航空機からのインスピレーション
近年のランボルギーニ・モデルは、明確な主張を持つそのスタイルを特徴としています。ムルシエラゴとガヤルドの理論的なプロポーションは、そのパワーとダイナミズムを際立たせています。シャープなエッジ、精密なライン、クリーンな面。これらがその本質を表すスタイル要素です。各要素は、その機能に完全に適合するように設計されています。ランボルギーニにとって、オーナメントや装飾は意味を持ちません。
チェントロ・スティーレのデザイナー陣はレヴェントンの哲学を理論的に構築し、世界最速かつもっとも俊敏な航空機における最先端の航空学からインスピレーションを得て、スピードとダイナミズムを究極にまで高めることを目標としました。これによって、極めて精密、技術に立脚したバイタリティ溢れるスタイルが生まれました。シャープに切り取られたラインと複雑な曲面が魅惑的な光の映り込みを生み出し、このクルマにダイナミックな躍動感を与えています。

カーボンファイバー製の精密なボディ
大成功を収めたムルシエラゴLP640 をベースにしながらも、レヴェントンのエクステリア・デザインは完全に新しいものとなっています。ベースモデルと同様、ボディは軽量でありながらも高い強度を備えている複合カーボンファイバー(CFC)製です。エクステリア・コンポーネントは、CFC とスチールから構成されるボディに接着または固定されています。
フロントエンドは、中央に向かって矢印を描く鋭いアングルとパワフルで車両前方にせり出したエア・インテークを特徴としています。このエア・インテークは、航空機のようにエアを直接タービンに供給しないものの、大量のエアを必要とする650 馬力の心臓部を支え、カーボン製ブレーキ・ディスクと6 シリンダーのブレーキ・キャリパーを冷却します。

理論的な機能性が特徴
レヴェントンの両側のドアは、当然のごとく上に跳ね上がります。これは、V12 エンジンを搭載したランボルギーニ車のシンボルであるカウンタック以来の伝統となっています。ドア下に設置されたエア・インテークは、ラジエーターを冷却するため、運転席側がより大きな開口部を持っています。
この非対称デザインは、機能を実現するために首尾一貫した手法を取るランボルギーニの姿勢を示す好例です。助手席側のエア・インテークは、フロア下のエア・フローを確保する目的でのみ設置されているため、運転席側よりも小さな開口部となっています。ディフューザーによって理想的なエアロダイナミクスを実現していているフラットなフロア構造は、リヤ・シェイプにアクセントを与えています。これによって、340km/h の速度でも素晴らしいグリップと安定性を確保しています。
究極かつ革新的なスタイルを持つにもかかわらず、レヴェントンはムルシエラゴLP640 のすべての長所を持っているだけでなく、エアロダイナミクス、エンジン冷却システム、エア・インテーク・システム、ブレーキに、よりいっそうの改良を受けています。エアフロー、エンジンへエアを導く可変エア・インテーク、リヤ・スポイラー(これも調整可能)が改善されています。20 台限定のレヴェントンを手に入れたオーナーは、そのパフォーマンスを直接体感することができるのです。

細部に至るまで完璧な仕上り
ベンチレーション・スリット付きのラミネート・ガラス製エンジン・フードを通して、このスーパーカーに搭載された12 気筒エンジンの鼓動を見ることができます。エンジン・フードは、フロントからリヤ・スポイラーに至るまで、レヴェントンの特徴となっている矢印のマーキングが付けられています。ランボルギーニ・デザイナーのレヴェントンへの愛情は、アルミニウムの塊から削り出した小さな芸術品ともいえる、フューエル・リッドに見て取ることができます。
フロント・ヘッドライトにも鋭利なデザイン・モチーフが採用され、バイキセノン・ライトと共に、モダンな発光ダイオード(LED)によって構成されています。7 個のLED がデイタイム・ランニング・ライトとして機能する一方、9 個のLED がターンシグナルとハザードランプの役割を担っています。さらなる革新技術は、リヤのLED ライトに見ることができます。車両のリヤ下部は高温になるため、3 連矢印の視覚的効果を持った、ターンシグナル/ハザードランプとストップランプ/リヤランプには耐熱性のあるLED が使用されています。

新しいボディ・カラー
最先端のシェイプを纏ったレヴェントンには、当然のごとく特別なボディ・カラーが必要です。サンタアガタ・ボロネーゼのデザイナー陣は、20 台限定のレヴェントンに、完全に新しい、通常とはまったく異なる輝きを放つ、半透明グリーン/グレイのボディ・カラーを用意しました。半透明とは言え、このボディ・カラーは、メタリック粒子によって太陽光の下では驚くほど深みのある色合いを実現しています。

不透明なカラーと輝きのあるカラーを組み合わせたホイール
レヴェントンのホイールには、不透明なカラーと輝きのあるカラーの組み合わせが採用されています。不透明なカーボン製フィンがブラックのアルミニウム・スポークにねじ込まれ、外科用メスのような精密な視覚的効果を生み出しているばかりでなく、パワフルなセラミック・ブレーキに理想的な冷却用エアを送る役割も果たしています。

航空機と同様のTFT ディスプレイ
エクステリア・デザインの特徴は、そのままレヴェントンのコックピットにも反映されています。最高の品質基準に基づいて、アルカンタラ、カーボン、アルミニウム、レザーを使用してデザインされたインテリアは、モダンな航空機のような次世代のコックピットを連想させます。インストルメントパネルは、革新的な表示モードを持つ3 つのTFT 液晶ディスプレイにより構成されています。ボタンを操作することによって、ドライバーは、2 つの異なるインフォメーション・ディスプレイ・モードを選択することができます。インストルメントパネルは、アルミニウム・ブロックから削り出され、カーボンファイバー・ケースによって保護されたハウジングに収まっています。
メーターパネルの中央に設置された「G フォース・メーター」はまったくの新設計です。ディスプレイは、ダイナミック・ドライブ・フォースを示し、前後方向の加速力/減速力と共に、コーナーにおける横方向の加速力を表示します。これらの力の動きは、車両の向きや加速の強さに従って、段階的に配列された3D グリッドに表示されます。これと同様のメーターは、航空機に見ることができます。F1 チームも、車両のダイナミック・フォースを分析するために同様の装置を使用しています。

カスタマイズ可能なメーター
スピードメーター左側に設置されたタコメーターは、選択されているギヤと共に、エンジン回転数を光のバーで示します。レヴェントンには、ステアリングホイール裏側に設置された2 個のパドルシフトを介して変速可能なロボタイズドe ギヤが装備されています。
ボタンを押すだけで、ドライバーはディスプレイの表示方法を、オーソドックスな円形メーターによるアナログ方式に変更することができます。スピードメーターとタコメーターは、デジタル方式と同様に革新的な手法が採用され、車両の状態が、さまざまに変化する色に変換されて表示されます。
当然のことながら、「G フォース・メーター」は、アナログ・ディスプレイ・モードを選択した場合でも引き続き表示されます。

すべてがランボルギーニによって開発されたエレクトロニック・システム
制御装置と共にボディ全体のエレクトロニック・プラットフォームを採用することにより、レヴェントンのエレクトロニック・システムは、ランボルギーニのエキスパートによって独自に開発することが可能になりました。
車両のエレクトロニック・ディスプレイを統合したのと同じプロセスが、ランボルギーニ・エンジニアリング部門にも適用されました。
レヴェントンは、優秀なエキスパート・チームが結束することにより、コンセプトの非常に早い段階から、イタリアのサンタアガタ・ボロネーゼで開発が行われました。極めて洗練され、効果的なプロセスが採用されました。研究開発部門のテクニシャンおよびテスターによる一貫した監督の下で、CAD デザインおよび開発、プロトタイプ部門によるプロトタイプの製作が実施されました。

創造性と効率性に優れたアトリエ
2004 に開設されたチェントロ・スティーレは、デザインを専業として、高度な効率性を特徴としています。ランボルギーニの文化と精神を完璧なまでに理解した、この「アトリエ」のクリエーター、デザイナー、プロトタイプ製作者は、その卓越したスキルを使って革新的なアートワークを生み出してきました。
チェントロ・スティーレは2 階建てのビルで、2,900m2 の敷地に建っています。この建物には、2 ヶ所の試験フロア、関連する生産および分析装置を持った大きなパビリオン・ハウスがあり、他の部屋には、最先端のコンピューターによるデザイナイー用ワークステーション、スタイル&モード製作ワークショップが設置されています。チェントロ・スティーレは、隣接するエンジニアリング部門と密接にリンクし、ランボルギーニの開発部門とダイレクトにつながっており、アイデアを迅速に実現することを可能にしています。

同じ屋根の下で企画から生産まで実施
ランボルギーニ・レヴェントンは、チェントロ・スティーレの合理的な機能性と効率性を物語る具体例と言えるでしょう。最初のアイデアから最終的な車両の製作までに要した日数は1 年未満です。最初のペーパー・スケッチから1:10 または1:4 スケールの3D コンピューター・モデル、実寸プロトタイプに至るデザイン・プロセスは、無駄なく迅速かつ効率的な作業グループによって組織的に実施されました。チェントロ・スティーレの存在によって、ランボルギーニは史上初めて、外部の協力なしに、その独自のデザイン哲学の結晶を生み出すことが可能になりました。
20 台のレヴェントンは、完璧なクラフトマンシップと厳格な品質基準に基づいてサンタアガタで生産されます。

テスト済みのテクノロジーによる最高傑作
ムルシエラゴLP640 に採用されたテクノロジーは、変更せずにそのまま使用しています。LP640 に搭載されているエンジンは、従来の6.5 リッターV12 エンジンです。レヴェントン専用に、ランボルギーニによる保証の下、エンジン出力を驚異的な650HP(478kW)/8,000rpm に引き上げています。最大660Nm の強大なトルクは、アクセルをごく軽く踏み込むだけで強烈な推進力を生み出し、どの回転数からでもパワフルな加速を実現しています。ロボタイズドe ギヤは、どの熟練ドライバーよりも素早く変速を行います。さらに、フルタイム・ビスカス・トラクション4WD システムは、すべてのエンジン・パワーを余すところなく路面へと伝達します。
オリジナルのムルシエラゴLP640 と同様に、レヴェントンの0〜100km/h 加速はわずか3.4 秒、最高速度は340km/h 超です。

伝説となるために生まれてきたクルマ
その創設時から、ランボルギーニはスポーツカー・ワールドのトレンド・メーカーであり、独自のキャラクターを持つユニークなクルマを製造してきました。その好例であるミウラやカウンタックは、真の先駆者であり、瞬く間に時代を超えた名車としてのステータスを獲得しました。これらのクルマが発表された瞬間から、すべての新しいランボルギーニ車は、伝説となり、高い人気を得て、所有することがステータスとなることが約束されています。
比類なきスーパーカーであるランボルギーニ・レヴェントンは、その限定生産による希少価値、最高傑作のデザイン、日常生活にも使えるダイナミズムとドライバビリティを完璧に統合し、このランボルギーニの伝説を再現することでしょう。スタイリッシュで時代を超えた名車となるレヴェントンの登場によって、ランボルギーニの伝説はさらに強化されるのです。
 Engine
エンジンタイプ 60°V型12気筒 DOHC 48バルブ 縦置きミッドマウント/2 チェーンタイミング・ギヤ駆動
(電子制御インテーク/エギゾーストバリアブルバルブタイミング)
総排気量/ボア×ストローク/圧縮比 6,496cc / 88×89mm / 11(±0.2):1
インテーク・システム 3 つの作動モード付き可変ジオメトリー
バルブ・システム チェーンドライブ、インテーク/エキゾースト電子制御バリアブル・バルブ・タイミング
最高出力 650HP(478kW)/8,000rpm(エンジン・セレクションによって保証
最大トルク 660Nm(487lb-ft)/6,000rpm
エミッション・コントロール ラムダセンサー付きキャタリティック・コンバーター
クーリングシステム ツイン・ウォーター・ラジエター、ミッション・オイルクーラー、エンジン・オイルクーラー
エンジンマネージメントシステム

ランボルギーニLIEエレクトロニック・エンジン・コントロール・ユニット、マルチポイント、シーケンシャル・タイミング、ドライブ・バイ・ワイヤ

イグニッション・システム コイル・オン・プラグ式スタティック・タイプ・イグニッション・システム
点火順序:1-7-4-10-2-8-6-12-3-9-5-11
 Dimensions
寸法 (LxWxH)/乾燥重量 4,700mm ×2,058mm ×1,135mm/1,655kg
ホイールベース 2,665mm
トレッド フロント:1,635mm、リア:1.695mm
フロント・トレッド 1,635mm
リヤ・トレッド 1,695mm
フロント・オーバーハング 1,080mm
リヤ・オーバーハング 955mm
 Drivetrain
駆 動 方 式 フルタイム4WD、ビスカス・トラクション・システム
トランスミッション ・6速メカニカル・ギヤボックス
クラッチ 乾式シングルプレート(φ272mm)クラッチペダル踏力軽減式(6MT)
ギヤ比 1速=3.091、2速=2.105、3速=1.565、4速=1.241、5速=1.065
6速=0.939、後退=2.692
 Chassis and body
フレーム カーボンファイバー・コンポーネントによる高強度チューブラー・スチール構造
ボディ ルーフおよびドア外部パネル(スチール)を除き、カーボンファイバー製
サスペンション 4輪独立懸架、アーティキュレーテッド・クワデリラテラル・システムハイドロリック・ショック・アブソーバーおよびコアキシャル・コイル・スプリングデュアル・フロントおよびリヤ・ストラット、アンチロール、アンチダイブ、アンチスクワット・バー付きサスペンション
ブレーキシステム

ペダル・コントロール付きセルフ・ベンチレーテッド4ローター、2系統独立油圧回路、バキューム・サーボ付き、各系統が各アクスルに対応ABSアンチロック・ブレーキ+DRP機能
・フロント・ローター:φ380×34mm
・フロント・キャリパー・シリンダー:8シリンダー(32〜28mm/32〜28mm)
・リヤ・ローター:φ355×32mm
・リヤ・キャリパー・シリンダー:4シリンダー(40〜44mm)
・パーキング・ブレーキ:メカニカル・タイプ、リヤホイールに作動
※オプションでセラミック・ローター・システムがあります

ステアリング ラックアンドピニオンパワーステアリング
最小回転半径 6.275m
タイヤ) フロント :245/35ZR18、リア:335/30ZR18
ホイール フロント :8.5J×18、リア:13J×18(アルミニウム合金製)
ミラー 電動可倒ヒーター付きドア・ミラー、自動防眩システム付きルームミラー
リアスポイラー 電子制御式
 Performance
最高速度 340km/h
0〜100km/h加速 3.4秒
 Capacities
燃料タンク 100リットル
エンジンオイル 12リットル
冷却水 15リットル
 Price
車両本体価格(消費税込み) 未定